中国の０４年ＧＤＰ伸び率９・５％増
/<2005/1/25/14:59　読売新聞>　【北京＝東一真】中国国家統計局が２５日に発表した２００４年の国内総生産（ＧＤＰ）は１３兆６５１５億元（約１７０兆６４００億円）で、実質伸び率は前年比９・５％増となった。
　政府目標の「７％前後」を大きく上回ったほか、２００３年の同９・３％増に比べ０・２ポイント上昇し、１９９６年の同９・６％増以降、最も高い伸びとなった。
　民間設備投資や公共投資などを合算した「固定資産投資」の伸び率は、同２５・８％増と、前年の伸び（同２７・７％増）をやや下回ったものの、政府の懸命の投資抑制策にもかかわらず、高い水準を維持した。
　また、消費者物価は同３・９％増と、前年の伸び（同１・２％増）を２・７ポイント上回り、インフレ圧力が高まった。
　中国政府は、景気の軟着陸（ソフト・ランディング）に向けて、今年も投資抑制などの引き締め策を継続する方針だ。