八百万の神の国
(2009-09-02 05:24:23)
下一个
よく日本人は自分は無宗教だとか何も信仰していないとか言うけれど、本当にそうだろうか?多くの日本人は心の底では、神さまを信じているんじゃないだろうかと思う。たとえそれが困ったときの神頼みだとしても。
初詣やお宮参り、七五三、地鎮祭、厄払いなど、信仰は意識されずに日本人の日常生活に深く根を下ろし、風習と化している。
聞くところによると、日本でキリスト教の教会を建てるときにも、地鎮祭を行うことがあるそうだ。個人個人の心の問題である信仰がどうであろうと、今ある私たち個々の人間よりもずっとずっと昔からこの土地に住んでいる神を尊重し祭らなければならないということなのかもしれない。
日本古来の八百万の神たちは、仏教が伝来しようと、鉄砲とともにキリスト教がやってこようと、西洋合理主義が取り入れられようと、あいかわらずこの日本の狭い大地にどっしりと腰をおろして去ろうとはしない。
山の神や海の神、福の神や貧乏神、学問の神、縁結びの神、疫病神からシモの神さままで、日本にはあらゆる神が住んでいる。